セキュリティ対策ソフトとして人気の高い「ESET Smart Security」で、AmazonやYahooなど問題のないサイトで「トロイの木馬」が検知されたとして閲覧できない状態が発生しました。この現象はTwitterや「ESETセキュリティ ソフトウェア シリーズ」のQ&Aコミュニティでも多数報告されています。
この現象は「トロイの木馬」の誤検出によるもので、何の問題もないサイトにアクセスした際に「HTML/Refresh.BC」「JS/ScrInject.B」などの警告が表示される状態となっています。
現在のところ公式サイトでの報告はありませんが、「2016/02/29 18:09」に公開された「ウイルス定義データベース」のバージョン「13102」の状態でこの問題が発生する模様で、「2016/02/29 20:17」に公開されたバージョン「13103」へと更新することで「トロイの木馬」の誤検知が解消されます。
対策はウイルス定義データベースのアップデート
セキュリティ対策ソフト「ESET Smart Security」をお使いの方で、AmazonやYahooなどのWebサイトを閲覧中に「トロイの木馬 JS/ScrInject.B」が検知された、と表示される方は「設定」→「詳細設定を表示する」→「アップデート」から「今すぐアップデート」を実施し、「ウイルス定義データベースのバージョン」が「13103(20160229)」であれば問題は改善するようです。
正式な発表などは公式サイトで改めてなされると思われるので、様子を見ておくとよいでしょう。
公式情報
ESETセキュリティ ソフトウェア シリーズのサポート情報ページにおいて、『公式サイトにて、Webページの表示時に「HTML/Refresh.BC トロイの木馬」または「JS/ScrInject.B トロイの木馬」が検出される』というページにて「本検出は誤検出だったことを確認しております」と案内されています。
- 発生日時:2015年02月29日 18:00頃
- お問い合わせ件数:100件(2016年02月29日 20:00時点)
- 検出名:「HTML/Refresh.BC トロイの木馬」、「JS/ScrInject.B トロイの木馬」
- 検出するウイルス定義データベースのバージョン:「13102(20160229)」
「本検出は誤検出だったことを確認」舌と案内されており、前述のとおり「検出するウイルス定義データベースのバージョン」が「13103(20160229)」で修正されたとしています。