2015年2月21日の15時ころより、Windowsのブラウザ、インターネットエクスプローラ(IE)を利用している環境において、「動作を停止しました」というダイアログが表示され、ホームページなどがみられないという問題が発生していました。
正式な発表ではありませんが、原因として「ノートンインターネットセキュリティ」などノートン製品の更新時に、インターネットエクスプローラに不具合を発生させる可能性のあるプログラムに更新された、ということのようです。
通常、ノートン製品などセキュリティソフトは自動で更新されるために、今回のような事態が発生したものといえるでしょう。
シマンテック社でも調査中ということで、正式なアップデートや修正パッチが配布されているわけではありませんが、もしこの状況に陥っている方は、ノートン製品の「ライブアップデート」を実行してください。
【ノートン製品をご使用の皆様へ】本日、ノートン製品がインストールされているPC上で、インターネットエクスプローラーが起動できなくなるなどの現象が確認されました。本事象はノートン製品の「ライブアップデート」を実行していただくことで解消されます。シマンテックでは現在原因を調査中です。
— ノートン 公式 ツイッター (@NortonJapan) February 21, 2015
問題が発生するパソコン環境
IEに「動作を停止しました」というメッセージが表示されてしまう環境は、現在わかっているところで「Windows Vista/7/8」、「InternetExplorer 9/10/11」で「ノートン360」や「ノートンインターネットセキュリティ」などの「ノートン製品」をインストールしているパソコンということです。
インターネットエクスプローラーとノートンで「動作を停止しました」
週末で良かった…
家庭用パソコンでも十分影響が出てしまっていますが、企業用パソコンにも大きな影響が出てしまった所はあるのではないでしょうか。土曜日ということで平日に比べるとまだ少なかったのかもしれませんが、根本解決もされておらず月曜日以降に不安が残ります。
今回のブラウザに限ったことではないですが、何かひとつに依存していると、それがトラブルを起こした時に手間取ることになります。また、ブラウザやインターネットにつながる環境にトラブルが発生すると、情報収集にすら時間がかかることになり大変です。
「FireFox」や「Google Chrome」など、他社製ブラウザを入れておくことで障害の切り分けにも役たつでしょう。